こんにちは、です。
この記事では、アガベの発根管理について自分の経験をもとに書いていきます。
「なかなか発根しない」「株が溶けた」などの悩みがある方の参考になれば嬉しいです。
はじめに:この記事は「手順書」ではなく「実際にやった記録」です

アガベの発根管理は、子株を買ったり胴切り(縦割り)をしたりした人が、最初にいちばん不安になるフェーズです。
「本当に根が出るのか」「動かないけど大丈夫か」ネット上には手順は溢れていますが、実際に複数の品種・状態で発根させた人の生の記録は意外と少ないなと…。
この記事では、自分がこれまでに「買った子株・胴切り(縦割り)後の子株」を、室内LED環境で発根管理してきた記録を、品種ごとの違いも含めてまとめます。
教科書的な正解ではなく、自分が実際にやって、こうなったという一次記録です。
各株の詳しい経過は、それぞれの育成記録ページにリンクして紹介しています。
発根管理とは?(なぜ必要なのか)

子株を購入すると、根がない・少ない状態(ベアルート)で届くことが多いです。
この状態から、新しい根を出させて鉢に活着させる工程が発根管理です。
ここを焦っていきなり土耕に移すと、弱い株は発根せず水を吸えずに弱ったり、株元から傷んだりします。
最悪はそのまま枯れてしまうこともあります。
自分の発根管理の基本スタイル

自分の発根管理方法は基本以下の2つの方法です。
- バーミキュライト腰水
- 水耕
ほかには、水苔やゼオライトの腰水管理もしてきましたが管理(水替え)が面倒です。

最近では、チャコボールの腰水管理などもあるようですがこれはやったことがありません。
発根管理の環境
自分の発根管理の環境は、LED下ではなく日差しが届く窓付近です。

細かく言うと、木漏れ日できな日差しが理想で、根が張っていない子株に直射日光や強度なLEDはNGです。
子株のうちから光量を強くしてしまうと枯れてしまうことがあります。
発根までの管理方法
先ほども言いましたが、自分の発根管理方法は2つです。
なぜこの2つかというと、まだ失敗をしておらず発根成功率が高いからです。
具体的には、2つをローテーションします。

バーミキュライト腰水で1週間様子を見て変化がない株は水耕へ移行。
また1週間してバーミキュライト腰水に移行のような管理方法です。
何をしたいかというと、今まで多くの子株を発根させてきて思うのですが、発根管理には刺激や環境の変化が効くと感じています。
動きがない子株を同じ環境で置くのではなく、管理の方法を変えて刺激を与えるイメージです。

こうすることで、急に発根する子株も多いです。
また、この発根管理の注意点ですが、水はこまめに変えてるようにしています。
特に室温が20度を超える環境になれば、1日に1回水替えをします。
理由は、アガベの発根に必要なのは株を腐らせないことが1番重要だからです。

株によって体力も生命力も違います。
簡単に発根する子株もいれば、発根までに1か月かかる子株もいます。
水を清潔に保ち、子株が自然に発根するまで辛抱強く管理してあげることが必要です。
※バーミキュライト腰水には、活力剤の「X-ENERGY(エックスエナジー)」を使うと発根しやすい感じがしています。
【実例1】購入した子株の発根管理記録

ここでは、最近購入したアガベ「スナグルトゥース」の発根管理を例にします。
購入したのはヤフオクで、少し大きめの子株を購入しました。
到着時はベアルート状態で、発根はなく古い茶色い根が少し残っている状態でした。
自分は、発根管理の際はこの茶色い根や株元の古い部分を切ったり削ったりしています。
こうすることで、新しい根が発根しやすくなると感じているからです。

バーミキュライト腰水で管理を始めて、2週間目の水耕に移行したとたんに発根しました。

この発根管理の根は細い場合が多いので、植え付けの際も値を切らないように慎重になる必要があります。

ここからは、ほかの子株同様に腰水で根張り最優先で育成をしていきます。
自分は子株育成の時点で徒長は気にせず、腰水をして液肥をガンガンに効かせていきます。
▶ この株の育成記録は 「スナグルトゥースの発根管理と育成記録」にまとめています。
【実例2】縦割り後の子株の発根管理記録

ここでは過去に縦割りをして芽吹いた子株の発根管理を記録します。

縦割りした親株は「ホホジロザメ(大白鯊)」です。
アガベマイトの被害にあった1株で、ほかのシーザーや白鯨と同時期に縦割りしました。

同切りしなかった理由は、アガベマイトは成長点まで入っていることが多く、天芽をとっても意味がないからです。

それなたいっそのこと、少しでも多く子株が取れたらいいよね!ってことで縦割りをしています。
単純に子株を増やしたい場合は、天芽も育成できる同切りがいいと思います。
▶ 詳しい記録は 「アガベホホジロザメの縦割りの方法と子株の発根管理」。
【ここが核心】品種・状態でこう違った(自分が比べて分かったこと)
複数の株を発根させてみて、実際に感じた違いをまとめます。

絶対はないのですが、ほぼ確で感じているのが株の鮮度です。
なぜそう思うのかと言えば、自分は子株を購入する先は主に下記の3つです。
- ヤフオク・メルカリで購入
- 趣味家から購入
- イベントで購入
まず①のサイト購入ですが、これはギャンブル要素が強いです。
いつ外した子株かもわかりませんし、届いた状態が良いものも悪いものあるからです。
なので、発根が早い子株もあれば何か月もかかる子株もいます。
次に②と③ですが、これは実際にいつ外した子株なのかを育成者に聞くことができます。
なので、鮮度が高い子株が多く、また購入時に外してくれる場合もあります。
子株の鮮度が高いほど、発根成功率が高くなるように思います。
また、ほかの要因としては株の大きさです。
子株と言っても、ネギと呼ばれる小さな状態から葉が数枚展開しているものまで様々です。
もちろん、葉が展開しているほうが株自体の生命力が強く発根しやすいように感じています。
そのぶん購入時の値段が高くなってしまいますけどね…。
発根管理をする季節(気温)も重要かと思います。
特に冬場の気温が低い時期は難しく、春から初夏にかけてが発根しやすいように思います。
発根管理(新しい子株を迎える)際は、この時期を選ぶと成功率が高くなるかもしれません。
発根管理で失敗しやすいポイント3点
ここでは、自分がいままで発根管理をしてきて失敗しやすいなと感じている3点を紹介します。
結論から言うと、以下の3点です。
- 発根しない場合の対応
- 水の管理方法
- やらないほうが良い管理
自分の経験上ですが、これらが発根管理の失敗に繋がってしまう原因になるかと思うので参考にしてください。
①:発根しない場合の対応
なかなか発根しない場合は焦ります。焦って色々試します。
これは自分を含め、みなさん同じだと思います。
せっかく購入した子株が発根しない(育成できない)ので当然ですよね。
でも、実はこの状態でいろいろするのが良くないです。
この記事の始めに書いた通り、自分の発根管理方法は2通りで、それぞれ1週間は様子を見ます。
「ずっと放置でいいんだわ~。」って方は、土耕でぶっ刺しておいたら良いと思いますが、自分は少しでも早く安全に発根させたいのでこの管理方法にしています。
②:水の管理方法
これも少し触れましたが、常に新しい水で管理することは重要です。
発根管理の失敗は株を腐らせてしまうことなので、雑菌が増えている汚い水で管理を続けるのは危険です。
自分は、1日に1回新しい水に変えて発根管理をしています。
③:やらないほうが良い管理方法
これは、特に初心者の方は注意したほうが良いと思いますが、発根管理に土耕は難しいと思います。
理由は、発根状態が分からないからです。
土耕の場合、発根しているのかどうかが目視できないので放置するしかなく、毎度抜いて確認していると株の負担も大きいように思います。
その分、バーミキュライトは軽く、抜いて確認ができやすいのでおすすめです。
水耕は、発根の状態や株元の状態が目視できるので管理がしやすく、発根成功率も高いです。
よくある疑問
ここでは、アガベの発根管理に多い疑問や不安をまとめてみました。
- 発根剤や活力剤は使ったほうが良い?
-
自分は腰水や水耕の水に極少量に活力剤をいれています。おすすめは「X-XENRGY」です。
- 水耕と土耕どっちがおすすめ?
-
記事内にも書きましたが、初心者におすすめなのは「水耕」です。
- 発根するまでの期間(目安)は?
-
記事内に書きましたが、子株の鮮度によります。早い株で数日、遅い株で1か月ほどかかる場合もあります。
- どのくらい発根したら通常管理に移していいの?
-
絶対はないですが、通常は株元に少しでも根がでると土耕にしても根が張りやすくなります。心配な場合は、そのまま水耕で数日管理すると根が伸び植え替えがしやすくなります。
まとめ:各株の発根・育成の経過はこちら
自分が実際に発根管理から育成しているアガベたちの成長記録です。
気になる記事があったら引き続きご覧ください。
- アガベ魔丸の育成記録|室内LED管理でここまで育った
- アガベSADの子株を購入 | 厳つくて真っ白な鋸歯に憧れて育成中
- アガベハデスの育成記録 | 厳つい陽炎鋸歯の冥王に仕立てるには?
- カッコいいアガベに仕上がってきた | 趣味家さんの子株育成記録
- スナグルトゥースの発根管理と育成記録
この記事は、新しい株を発根管理するたびに実例を追記していきます。

